「松井康成の全貌」展に行きました。

 10月19日に兵庫県陶芸美術館で開催された「松井康成の全貌」展を観てきました。昭和2年に長野県に生まれ30代で茨城県笠間市の月崇寺の住職となります。3年後境内に築窯、以来中国や日本の古陶磁を研究、異なる土を重ね文様のある生地土を作りそれを成形する練上の技法を極め。嘯裂(しょうれつ)、象裂(しょうれつ)、堆瓷(すいじ)、破調、風白地、晴白、萃瓷(すいじ)、クレイ画、玻璃光(はりこう)という技法を生み出し、1993年に「練上手」の技術保持者として重要無形文化財(人間国宝)に認定されています。なかでも強烈な印象を受けたのは、嘯裂(しょうれつ)の作品群でした。パイプに巻き付けた板土に櫛や刷毛であらかじめ傷をつけ、ろくろで静かにふくらませるとしだいに傷が裂けさまざまな文様ができるそうです。色彩の美しさにも目を奪われますが、内から外へにあふれ出すエネルギーが不思議な静けさを持ち、まるで自然界や宇宙空間にいるような感覚になりました。初期の練上から後期の玻璃光までみどころ満載の展覧会でした。残念ながら10月22日で終了しましたが、機会がありましたらぜひご覧になってください。

コメント

[コメント記入欄はこちら]

コメントはまだありません。
名前:
URL:
コメント:
 

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://blog.shopserve.jp/cgi-bin/tb.pl?bid=2209&eid=2